2020年の4月も今日で終わりますが、新型コロナウイルスの感染の終息は見える兆しもありません。この1か月間の動物病院の状況を振り返ってみます。待合室でお待ちいただかない、マスク着用のお願い、病院内の立ち入り人数の制限など、多くのご不便をおかけしました。また、スタッフに体調不良が少しでもあれば休ませる、子供の学校・学童・保育所などの休校に伴う勤務時間の短縮といった対応により、待ち時間の延長が起こるなど、患者様にご迷惑をおかけいたしました。4月は新人の入社時期でもあるため不慣れな対応に不安を感じられた患者様もおられることと思います。そのような中でも、多くのご協力を頂けましたこと感謝申し上げます。
幸い、当院関連での感染は確認されておりませんが、動物病院内が安全というわけではございません。むしろ、ハイリスク環境であると思っていただきたいと思います。人と人との接触機会8割削減は動物病院スタッフに関しましては、達成できておりません。現状、動物病院の来院者数はあまり減っていません。危険な場所であるというご認識を頂き、対策をされて、必要な場合にはご来院いただきたいと思います。
持論として、獣医師の使命は、動物を介して社会の、つまりは人間の健康に寄与することであると思っています。動物の治療にこだわるばかり、人間の健康を害することがあってはいけないと考えています。